確定申告をe-Taxで行う

電子署名の必要性

 

「e-Tax確定申告」とは、インターネットを利用して、確定申告を行なうことです。今までは、申請書類に必要事項を記入し、捺印などをして書類を作成し、役所まで出かけて行ってその申請書を手渡しで提出していましたが、e-Taxを利用すれば、わざわざ役所まで出かける必要がないので便利です。

 

おまけに、インターネットであれば、24時間いつでも申請ができるので、平日の役所が開いている時間に行くことが難しい人にとっては、非常に助かるシステムであると思います。ただ、こういったメリットがある反面、多少の問題もあります。

 

従来の方法であれば、申請者本人が直接役所に出向いていくので、申請者であることの本人確認がその場ででき、受領確認もその場でできます。それに対して、e-Taxの場合はインターネットを通じて間接的に申請書を送ることになるので、何らかの形で本人であることを証明しなければなりません。もし、それを行なわないと、他人による「なりすまし」によって、申請が行なわれる可能性もあるからです。

 

この問題を解決するために、e-Taxで申請をする時には、「電子署名」が必要となっています。すなわち、公的証明機関が発行する本人確認ICカードを申請用のパソコンに接続して、申請書を送信する時に電子署名を行なうことが必要になるわけです。